地方に家を建てる備忘録的なブログ

都市部出身者が地方で家を建てるということ

【受験レポート】R4年度第二種電気工事士技術試験

未来の私へ。
表題の件でご興味のあるみなさん!

ども、こんにちは

筆者は先日から第二種電気工事士の資格試験に挑戦しています。
それって ”地方に家を建てること” と関係ないじゃないかって?? 
いやいや、、、家を建てるときに電気工事ってするでしょう?

地方で電気工事屋さんを雇う??
これから地方に電気工事できる業者、高齢化するし人不足じゃん??
だったら自分でやった方が都合良いしお金もかからない。
何より家をメンテするときも事情が分かっているため何かと良い。

そんな理由もあって今年は仕事の合間にその資格取得を目指しておりました。
ご存じの方もおられますが、試験は1次筆記試験と2次技能試験の両日に分かれており、両合格で初めて資格取得となるわけです。

2022年上期は、筆記が5月29日(日)、技能が7月23日(土)で私は受験しました。

今回はその感想を書いておきます。
また、後続の方の参考になればと思います。

■試験前状況~試験の流れについて

私は9:15頃に会場の建物に到着しました。
試験会場の部屋に行こうと思ったら、着席できるのは10時から。
ということで、早く来た皆さんは全員建物のロビーの椅子や休憩場所で
待っていました。
その後、10時から体温検査と手指の消毒をして試験部屋に。

10:50 受験上の注意事項説明
10:55 までに着席。
11:00-11:15 試験内容
11:18-11:28 配布物の内容確認
11:30-12:10 技能試験
試験終了後は、速やかに退場…の流れでした。

試験開始前は緊張もしました。
11:28-11:30のたった2分が凄く長い!
しかし、技能試験時間の40分は一瞬です。


■試験会場について

大きなホールに3人掛けの長机に、受験者が2人着席。
1部屋に120人前後収容でそれが2部屋でした。


”作業場所がとても狭い”と先輩受験者たちは書いておられたので、
少しでも効率よく、場所を有効に使うことを考えました。
受験生にとって作業環境は、例えるなら戦う城、コックピットです。
環境フォーメーションは整えましょう。

・試験開始前にしたこと
 長机の半分が自分の作業場です。
 下記画像が机の配置。
 受験番号:すでに机にシールで貼り付けてありました。
  受験票:合格後に郵送されてきた受験票を置きます。試験中に回収されます。
  濡れ布巾:試験前にトイレなどで絞っておきます。作業中の手の汗や油拭き、支給材料被覆線をまっすぐ伸ばすときの押えなどに。
  作業台紙:支給品です。A3よりやや一回り大きいサイズです。
ステンレス定規:長さ測定のため40cmのものを、マステで貼り付けました。
工具置きバット:100均で買ったバットで、そこに支給品や工具類を置きました。

 

作業環境フォーメーション

・必要最小限の工具を机上に
 多様な工具類を持参するのですが、出番が無い工具があれば早速片付けましょう。
 例えば、部品リストにねじなし電線管が無いなら、ウォータポンププライヤーは机上に置かず、カバンになおしましょう。

・ゴミ袋は?
 筆者は段ボール32cm(横)*23cm(縦)*18cm(高さ)の段ボールに各工具類を入れて持参しました。その段ボールにビニル袋をはめて、被覆線を切断後、ゴミはすぐにバチバチ、ボトボトと落として捨てていきました。
机の上ではなく、机の下、私の椅子の手前の床に設置です。

 

■出題内容について

技能試験の候補問題は全部で13問あって、事前に公表されています。
↓これね。
www.shiken.or.jp

会場では、まず問題用紙、次に工作部品が配布されます。

問題用紙表紙に書かれた、支給材料リストで出題内容が予想できます。
・埋込連用タンブラスイッチ(3路)×2
・埋込連用タンブラスイッチ(4路)×1
これで確定です。

今回の出題は、No7 でした!!

マジか、、、正直、焦りました。
ネットやYoutubeなどでも、作業時間が一番かかる難関と言われる問題です。
事前に練習しましたが、いつも40分の試験時間ギリギリで見直す時間なし。
複線図描こうもんなら、作業完成しないでしょう。これはヤバい!!

表紙の支給材料を見て、試験開始までの数分は頭の中で作業手順をシミュレーション

しました。

 

■試験中の所感

集中しすぎて、あっという間の40分でした。
焦ったり迷う時間があれば、とりあえず機械的にできる作業をまずドンドンやっていく…みたいな感じです。
被覆線を指定寸法に切り揃えている間、次の作業を考えている、、、みたいな。
隣や周囲がどのような作業をしているのか、気にする余裕はありませんでした。

ジョイントボックス加工、寸法通りに被覆線の切断&剥ぎ取り、ランプ周り加工
スイッチなどの差込み作業などは、必須作業ですし、あんまり時短する余地はありません。ひたすら正確に淡々とやるだけです。

先ほども書きましたが、複線図を書く余裕時間はありませんでした。
なので、
・接地線の白をまず結線
・3-4-3のスイッチは対称になるように配線
  (こんなかんじになるように⇒)<=>
・3のスイッチはどちらも黒を0に

として、電流の流れるイメージをしながら完成させました。
迫りくる試験終了時間のプレッシャーと戦いながら、最後の結線と経路確認をしたと思ったら、終了の合図!!! 受験番号と名前が書かれたタグを結び付けて終了です。

■終了後の流れ

試験が終了したら、速やかに後片付けを指示され、順番に退場をしていきました。
ホッと一息つく間もなく、誘導されるがままに会場から退場です。

<総合的な感想>

かなりあっという間でした。
焦ったり悩んだりする余裕すらないまま試験が始まり終わった印象なので帰宅してから何が何やらよくわからない感じでした。
とりあえず、配線が間違えてないか、確認しましたが、大丈夫なようです。
あとは、合格発表を待つのみ…

それと、実は筆者は受験日を間違えていました。
あと1週間練習時間があると思っていた矢先の週末でしたので、突貫で対策を行いました。なので候補問題をすべてやっていません。作業時間が掛かりそうな問題、特徴的な作業がある問題の特定の工作作業を何回か繰り返し、一番時間が掛かりそうな候補問題、つまりNo7も含め、4つだけやっていました。そういう意味ではラッキーだったのかもしれません。