地方に家を建てる備忘録的なブログ

都市部出身者が地方で家を建てるということ

【チェックリスト付き】家探しの条件

空き家物件を探すとき、何をチェックすればいいのだろう??

売主や不動産屋が帯同した、物件内覧時に、
その場で思いついたことだけを聞いて納得するだけでは絶対ダメ!!

場当たり的に物件を見てきただけでニコニコして
『移住先の物件決まった~』とか言ってる人がたまにいる。

が、そういう中途半端な認識が後々問題やトラブルの原因になって
結局退居した人を何人も知っている。正直、彼らはアホだ。
ちゃんとしっかり取りこぼしが無いように確認することはして
双方が納得できるように、そんな売買契約を行いたいものだ。
そのために何を聞き、確認すべきか、チェックリストとして私は事前に用意して空き家を探した。その際のチェックリストを披露したい。
今後の移住活動者の参考にして頂ければ幸いだ。

それでも完璧なチェックリストとは言い難いのだ。
なぜなら、その土地集落独自の地元ルールやお決まりがあるから。
そこは各自で調査してみてほしい。


【家探しチェックリスト】

1)売買対象物件の確認(土地)
 どこからどこまでですか?
 明確な境界がありますか?
 土地の区分はどうなっていますか(地目変更はどうなっていますか?)

2)売買対象物件の確認(建物)
 下記についてどうですか?
 築年数は?
 耐震対策は取られていますか?
 雨漏りはしませんか?
 湿度による影響は例年ありますか?
 その他、生活時に気を付けるべきことはありますか?

3)当該物件の現在の税金は?
 固定資産税や都市計画税など、かかる税金はどれくらいですか?

4)取水(=生活用水)についてどうしてますか?
 上水道(あるいは水源)の引き元は?
 使用料は?あるいは年間保守費用は?
 使用量の制限は?
 組合などの取水制約などはあるのか?
 新たな加入権など追加費用の支払いはありますか?

5)生活排水について
 下水/汚水の処理方法はどうしてますか?
 管理費用や管理方法(例 浄化槽など)は どんなものでしょうか?
 排水処理する際に周辺と揉めた経緯はないか?

6)共有資源・設備について
 ご近所さんとの共有資源で気を付けるべき部分はありますか?
 例)道路、水、目の前の土地や耕作地など

7)自治会や組合などについて
 共益のためにやっている活動は?(水、道、田んぼ/畑、焼畑等)
 周辺近隣の方との間で、”やるべきorやってはいけない” の取決めはありますか?
 ゴミ出しなどのルールなどは?
 (後付けで言わず)このエリアの決まりやルールがあればぜひ教えてください。

8)過去に災害がありましたか?季節によって困ることありますか?
 火山、洪水…あるいは冬季雪や夏季台風など
 季節風はどちらから吹くか?

9)売買するとして、不動産屋を仲介しますか?
 住まい補助金制度や耐震補強制度など助成制度適用できる場合がある

10)売主情報について
 以前ご先祖はここで何を営んでおられましたか?
 (売主の)年齢、現住所、連絡先(電話)、お仕事は?・・・

11)近隣の人間関係
 付近にご親戚や心やすい方はおられますか?
 ご近所さんとは友好関係です か?
 ここの自治会・会長さんは?

12)その他のトラブル要因
 消火栓・消火水槽は?
 境界や権利などで周囲とトラブルになった経緯はないか?

13)その他のインフラ整備
 電気は100V 200Vともに引けますか?
 ガスはどこの会社をつかっていますか?

14)必要書類の取得について
下記必要とされる書類は必ず用意してもらうこと
・公課証明書
・アザ図
・公図
・登記識別情報(登記済権利書)
・固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
・土地測量図・境界確認書
・建築確認済証および検査済証、建築設計図書・工事記録書等・
耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書等
・地盤調査報告書
・住宅性能評価書
・既存住宅性能評価書等、物件の構造等

共用設備・資源の近隣住民の合意書ならびに権利書
・水道組合(取水、排水ともに)(継続使用できること)
・道路
(上記のような権利が必要であれば)

15)物件の確認
・相続がきっちりなされていて、売り手に全権があるかどうか
 (共有名義になったりしてないか)
・何かの借入の担保になっていたり、抵当物件などに絡んでいないか
・売り手/買い手双方に補助助成制度があるか

番外)その市町村の空き家対策や助成制度がどこまで行き届いているか

・登録時にどんな情報を持って登録したのか
補助金制度があるのか
・相場の算出方法が妥当か